電気の仕事・資格

一級建築士より稼げる!?常に一定の需要がある・監理技術者のお仕事とは?

監理技術者のシゴト

監理技術者の仕事内容

▼建設業において現場の技術水準を確保すべく、配置される技術者のこと。
▼建物を作る際に必要な電気工事士や給水装置工事主任者など、さまざまな技術者の仕事ぶりを監督し、施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理をする仕事。
▼日本の建築業法では「特定建設業者が元請けとして外注総額3,000万円以上となる工事を発注者から直接請け負う場合」には監理技術者の配置義務があります。
※3,000万円以上の工事は、一般住宅以外のほとんどの建築に当てはまります。
▼建築業界では、高需要の資格と言われています。

監理技術者の専任義務

▼一般住宅を除いて、請け負い金額2,500万円(建築一式工事の場合は5,000万円)以上の現場には選任常駐の義務があります。
▼法的に監理技術者が必要のない現場でも、監理技術者として着任した場合は、他の工事現場と掛け持ちすることは出来ません。
▼名義貸しやアルバイトは法律で禁止されているため、監理技術者は常に一定の需要があります。

監理技術者の需要

経済効果は累計で20兆円を超える可能性があると言われている、2020年の東京オリンピックに向けて、競技場の新築や改装が行われています。また、公共施設の耐震化、バリアフリー化、交通インフラなどの公共インフラ整備と、海外から多くの人がオリンピック観戦のため来日されると予想されているため、観光客が宿泊するためのホテルや商業施設のリニューアル等の新築や、オリンピックに出場するアスリート達の選手村などの工事が必要となっています。そのため、監理技術者の需要が非常に高くなっています。

監理技術者の給与

▼給与平均は、600万円~800万円。
▼一級建築士よりも稼げる資格と言われています。
▼資格取得の条件をクリアしている方は、監理技術者の資格をぜひ取得しましょう。

監理技術者の資格要件

▼指定建設業において、監理技術者となるには、一級国家資格等の保有が必要です。(指定建設業:土木工事業、建築工事業、電気工事業、管工事業、鋼構造物工事業、舗装工事業、造園工事業の7業)
▼指定建設業以外の22業種に関しては、一定の要件を満たした実務経験を有する方も監理技術者になることができます。

監理技術者受講に関して

受講料

▼郵送申し込みの場合:10,000円
▼インターネット申し込みの場合:9,500円
※テキスト代、講習受講証明書交付手数料、消費税含む。

講習時間割表

09:00~09:10 講習についての注意事項
09:10~10:40 第一章 建設業の現状と監理技術者/第二章 建設工事における技術者及び法律制度
10:40~10:50 休憩
10:50~12:10 第三章 施工計画と施工監理/第四章 建設工事における安全衛生管理
12:10~13:00 お昼休み
13:00~14:20 第五章建設工事における環境保全
14:20~14:30 休憩
14:30~15:50 第六章 建設技術における環境保全
15:50~16:00 休憩
16:00~16:30 修了試験
16:30~16:40 講習受講証明書の交付

▼有効期限は講習を受講してから、5年間です。
▼継続して監理技術者として選任される場合、修了証の有効期限が切れてしまうと建設法違反になります。