私たちの生活に必要不可欠で身近にあるスマホやパソコン、テレビ、エアコン、スクリーン、ネオンに至るまで、全て「電気」で成り立っています。
電気工事施工管理技士は便利でなくてはならない「電気」を取扱い、私たちの生活を支える仕事です。
電気工事を行うためには、各工事現場に「電気工事施工管理技士」の資格を持っている人が必ず1名以上は必要なため、非常に高いニーズがあります。工事現場の安全を守り、施工日程を円滑かつ安全に進めるのが電気工事施工管理技士の仕事です。つまり、電気工事をする人たちを統括する仕事です。管理技士なので、工事全体を見ることができ、かつ、技術者としての腕も持ち合わせている現場の万能プレーヤーとも言えます。全体を把握しながら中心となって仕事を進めていくスキルが身に付き、リーダー的存在だと言えるでしょう。また、多種多様な現場を経験できるため、経験値が上がっていき、自然と応用力を高めていくことができます。そして、新たな工法や仕様を指揮をとりながら最新の技術も学ぶことができるでしょう。
〇工程管理
最初に計画した工程と、実際に進行している工程とを比較検討し、差異が生じてきているときは、その原因を調査し、取り除くことにより、工事が計画どおりの工程で進行するように管理し、調整を図ること。
〇出来形管理
(1)直接測定による出来形管理
直接測定による出来形管理とは、工事の出来形が、設計図書に示された形状、寸法を満足しているかを確認するために、工作物の形状寸法、基準高、中心線のズレなどを施工の順序に従い直接測定し、その都度結果を管理図表又は結果一覧表に記録し、データを評価のうえ、異常があるものについて原因を調査し、適切な処置を講じ、出来形を管理すること。
(2)撮影記録による出来形管理
撮影記録による出来形管理とは、地中埋設物など、施工後に確認できない箇所の出来形、数量などを確認するため、あるいは、施工段階(区切り目)ごとの進行過程を確認するため、撮影基準などに基づいて撮影記録を行うことをいう。
〇品質管理
品質管理とは、設計図書に示された品質規格を十分に満足するような構造物を造るために、「品質管理基準」に基づいて、物理的及び化学的試験を実施し、その結果を、統計的手法を応用して、問題点や改善の方法を見いだし、良好な品質を確保するように管理をすること。また、品質管理は、施工管理の一環として、工程管理、出来形管理とも併せて管理を行い、初期の目的である工事の品質、安定した工程及び適切な出来形を確保することにある。
〇原価管理
原価管理とは、受注者が工事原価の低減を目的として、実行予算書作成時に算定した予定原価と、すでに発生した実際原価を対比し、工事が予定原価を超えることなく進むように管理すること。
〇安全管理
安全管理とは、現場毎の諸条件を把握し、安全に施工できる体制や環境を計画し、整備すること、及び工程の進捗に伴い生じる状況変化に対して、的確に対応し、管理することで、適正な工期、工法、費用のもとに工事の安全を確保すること。
※上記は農林水産省より抜粋http://www.maff.go.jp/j/nousin/seko/kyotu_siyosyo/k_tebiki/pdf/01_gaiyou.pdf
未経験で施工管理の仕事を行うためにはまずはその実務経験を積むことから始めなければなりません。なぜなら、一人前になるためには国土交通省が定める『1級電気工事施工管理技士』もしくは『2級電気工事施工管理技士』の国家資格の取得が必須になり、受験資格として一定の実務経験が必要だからです。資格さえ取得していれば施工管理としての実務は未経験であっても仕事を行うことはできます。未経験で施工管理の仕事を未経験から始めたい方は未経験でも可能な求人に応募しましょう!
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