転職ノウハウ

転職の面接前に要確認!面接官がチェックする6つのポイントとは?

面接官がチェックする6つのポイント

履歴書・職務経歴書が申し分なく記入できていても、面接のマナーが悪ければ意味がありません。面接で落ちてしまう人の典型的なパターンは、マナーや心構えができていないことにあります。いくら有能でも失礼な態度をとれば、一緒に働きたいとは思わないでしょう。採用担当者に好印象を与えて選考を有利に進めるために、今回は面接時に最低限知っておきたいビジネスマナーについてご紹介します。

(1)面接会場到着

面接会場到着

▼少なくとも約束の10分前には会場に到着しましょう。
※約束の時間に遅れそうなときは、必ず連絡をしてください。
▼スマホや携帯電話の電源はあらかじめ切っておきます。
▼コートを着用している場合は、会場の建物へ入る前に脱いでおきましょう。
▼受付担当、案内係にも選考されていると思って対応しましょう。
▼面接が終わって辞去するまで、礼儀正しくハキハキした態度を維持しましょう。

遅刻しそうな場合

▼仕事上のトラブルなどで、遅刻することが分かった時点で企業に電話をしましょう。
▼電車の遅延などで、電話がしづらい状況にいる時は、一旦電車を降りて、企業への電話を優先させましょう。
※連絡無し、または遅刻の連絡が遅いと、面接官の印象が悪くなっていまいます。

(2)受付をする

受付をする

受付の前に立ったら
1.訪問の主旨
2.約束の有無
3.訪問相手の所属
4.(わかっていれば)担当者名

以上、4点を伝え、自分の名前を名乗ります。

<例>
「本日○時より面接のお約束をしております○○と申します。人事部の○○様をお願いいたします。」
※受付がいない場合は、備え付けの電話で担当部署に連絡し、上記の内容を伝えましょう。

(3)控え室で待機

控え室で待機

▼控え室まで、案内係の人に先導されて廊下を歩く時は、案内係の3歩ほど斜め後ろをついて歩きます。
▼座る位置にも注意し、下座(入り口に近い方の席)に座って待ちましょう。
▼面接担当者が後から入室し、その場で面接が行われる場合は、必ず1度立ち上がって挨拶し、面接担当者が座ってから自分も腰をおろします。
▼他の部屋へ案内される場合は、名前が呼ばれたら返事をして案内に従いましょう。

(4)面接会場への入室

面接会場への入室

面接官が先に面接室にいる場合

▼ドアを3回ノックして、中から「どうぞ」と聞こえたら、「失礼します」と言って入室する。
▼ドアは後ろ手に閉めない。必ずドア側を向いて両手で閉め、面接官の方へ向き直ってあいさつをする。
▼「○○と申します。よろしくお願いいたします。」とハッキリと伝え、入り口のところで一礼をします。
※会釈ではなく、上半身を約30度くらい傾けるきちんとしたお辞儀をしましょう。
▼用意された椅子の横に立ち、カバンを倒れないように椅子の横に置く。
※コートを持っていた場合は、鞄の上に置きましょう。
▼再度、面接官に「よろしくお願いいたします。」と言って一礼します。
▼面接官に「どうぞ」と着席が促されてから、椅子の2/3くらいに背すじを伸ばした状態で腰を掛けます。

面接室に先に入室して面接官を待つ場合

案内係の指示によって、対応は3パターンになります。
1.特に指示がなければ、下座の座席の横に立ち、立ったまま面接官を待つ。
2.案内係に「こちらの席にお掛けになってお待ちください」と言われたら、指定された席で座って待つ。
※席の指定が特に無い場合は、下座に座って面接官を待ちましょう。
3.他の部屋へ案内される場合は、名前が呼ばれたら返事をして案内に従いましょう。

(5)いざ、面接開始

面接開始

▼面接が始まる際に、「貴重なお時間を割いていただいて、本当にありがとうございます。」とお礼を言います。面接官も時間がない中で面接を行っているので、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。この一言で印象が良くなります。
▼面接中は相手の目を見ながら話をします。担当者が複数いる場合は、視線を配りながら受け答えを行ないましょう。
▼答えられない質問をされた場合は、素直に「わかりません」と答えても差し支えはありません。
▼落ち着いて、丁寧に答えることを意識しましょう。
▼面接が終わったら、立ち上がって「ありがとうございました」とお礼を述べ、深いお辞儀をします。
▼見送ってくれた場合は、改めてお礼を述べた後エレベーターに乗り込み、ドアが閉まる際に再度頭を下げます。
▼入り口まで見送ってくれた場合は、入り口で改めてお礼を述べましょう。
▼会社が見えなくなるまでは気を抜かないようにしましょう。冬場であっても先方が見えなくなるまではコートは着ないのがマナーです。

(6)お礼のメールや手紙を出す

お礼のメールや手紙を出す

▼面接のお礼メールは当日に送りましょう。
面接官から名刺をいただける場合があります。その場合は当日中にお礼のメールを出しましょう。
※翌々日以降に送るつもりであれば、出さない方が好印象です。
▼お礼メールは、なるべくシンプルにしましょう。熱意を伝えたいからといって長文メールを送り、採用担当の印象を下げることはもったいないです。

送り先

▼面接官から名刺を頂いた場合は、名刺に記載されているアドレスに送りましょう。
▼面接官から名刺を頂いてない場合は、HPや資料に記載されているアドレス宛に送りましょう。
※その際、「面接頂いた◯◯様に宜しくお伝え下さい」と記載する事で、面接者への配慮をお伝えする事ができるのでオススメです。

内容

件名

一目見て、何のメールかわかるような件名にしましょう。
例)○月○日 面接のお礼 (電気 浩二)

宛先

会社名・部署名・名前を書きましょう。省略せず、正式名称で書きましょう。

序文とお礼

▼一度会った相手なので、「いつもお世話になっております。」と書きましょう。
▼面接のための時間を割いていただいたお礼も書きましょう。
▼志望意欲をわかりやすく伝えましょう。面接に合格して内定を頂ける際に、さらに努力する事を伝え、前向きな成長意欲を印象付けましょう。

<例>
お世話になっております。電気 浩二と申します。
本日はお忙しい中、面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。
○○様のお話を伺う中で、貴社の社風や、
○○な経営方針をより深く理解することができたとともに、貴社への志望度が高まりました。
以前より貴社を第一志望としておりましたが、
本日の面接を通して、貴社で仕事をしたいという気持ちがますます強くなりました。

定型句での結び

メールの最後は定型句で結びましょう。

<例>
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールさせて頂きました。
末筆ながら貴社のますますのご発展とご多幸をお祈り申し上げます。

署名

署名には氏名・メールアドレス・住所・電話番号を記載しましょう。
<例>
——————————————-
氏名
郵便番号:
住所:
TEL:
Email:
——————————————-

お礼メール作成例

件名:○月○日 面接のお礼 (電気 浩二)

○○株式会社
○○部 ○○様

お世話になっております。
電気 浩二と申します。

本日はお忙しい中、面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。

○○様のお話を伺う中で、貴社の社風や、
○○な経営方針をより深く理解することができたとともに、
貴社への志望度が高まりました。

以前より貴社を第一志望としておりましたが、
本日の面接を通して、貴社で仕事をしたいという気持ちがますます強くなりました。

取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたく、メールさせて頂きました。
末筆ながら貴社のますますのご発展とご多幸をお祈り申し上げます。

——————————————-
氏名
郵便番号:
住所:
TEL:
Email:
——————————————-